聖地に響く全国聖徒のお題目

　日蓮宗聖徒団第57回全国結集身延大会が5月17日～18日、日蓮宗総本山・身延山久遠寺に於いて開催された。
三年ぶりにコロナウイルス感染症による規制解除の大会となり、全国より参集した霊断師70名・聖徒74名、参加聖徒団67聖徒団、奉讃聖徒、｢積功累徳｣奉納者、リモートによる参加聖徒等、延べ７００名が結集して心一つに総和の祈りを捧げた。
先ず17日午後３時、直前まで降り続いていた小雨のやんだ中、髙佐首導に見送られ常唱殿より出立、髙佐宣長伝師、堀江宏正大会長ご一行が祖廟を参拝した。
18日、晴天に恵まれた午前8時半、日蓮宗聖徒団旗を先頭に霊断師が入堂し、大本堂行事の幕が開かれた。
堀江大会長の｢開式の辞｣、身延山久遠寺総務持田日勇猊下の歓迎のご挨拶を頂き、田中恵紳日蓮宗宗務総長のご祝辞、内野日総身延山久遠寺法主猊下による御経頂戴、ご挨拶を頂いた。
続いて首導一行入堂、髙佐日瑞首導を大導師に髙佐宣長伝師、永江尚幸、小林栄量、村井信照各副大会長、串田教道北関東・北陸布教区長の脇導師昇堂。全国より集結した聖徒団旗観閲式が奉行され、全国の聖徒団名が読み上げられた。
禮拝文、読経の唱和の後、髙佐首導により奉告文が読み上げられ、堂内は異体同心に唱題。唱題中、脇導師により祈願回向が読み上げられた。今年も新型コロナウイルス終息祈願文を奉読。首導より訓辞を承けて、聖徒代表・田畑智子（70）さん・田口弘美（67）さん（北海道　心王会聖徒団）による「誓いの言葉」が述べられ、結びに伊丹瑞栄副大会長の「閉式の辞」で第57回身延大会は無事円成した。

祖廟行事

大本堂行事

のぼり旗