地涌の菩薩の自覚を顕し
聖地で総和の2日間
日蓮宗聖徒団第59回全国結集身延大会が4月13日~14日、日蓮宗総本山・身延山久遠寺において開催された。全国より聖徒250名、千燈供養、大会奉讃、YouTubeにてオンライン参加などのべ一千余名が参加し、総和の祈りが捧げられた。
13日午後2時50分、麗らかな好天の中、コロナ感染症により5年ぶりの開催となる祖廟行事が奉行された。苅込義旺副大会長による「開会宣言」に引き続き髙佐日瑞聖徒団首導より髙佐宣長伝師へ廟参の委嘱が行われた後、首導と秋山義行祖廟別当に見送られ、髙佐伝師、伊丹瑞榮大会長ご一行は出立。日蓮宗聖徒団総本部旗に続いて参加聖徒団が祖廟を参拝。日蓮大聖人の魂魄棲まわれる聖地にて報恩の誠を捧げた。
翌14日午前8時半、聖徒団総本部旗を先頭に、全国より参集の霊断師が総本山久遠寺大本堂へ入堂し、大本堂行事が幕を開けた。
伊丹大会長の「大会長挨拶」で開式。身延山久遠寺総務・浜島典彦猊下より「歓迎のお言葉」、日蓮宗宗務総長・田中恵紳猊下のご祝辞、身延山久遠寺法主・持田日勇猊下による御経頂戴・ご挨拶を賜った。
続いて首導一行が入堂。髙佐首導を大導師に髙佐宣長伝師・石井一教・苅込義旺・小林栄量・村井信照・串田教道各副大会長・小田和幸支部長代表が脇導師を務めた。まず、団旗観閲式が奉行され、参加聖徒団名が読み上げられるなか全国より集結した聖徒団旗一つひとつが観閲された。
続いて、全国聖徒を代表して奉仕者による献灯・献華・献香。写経「積功累徳」の納経式。髙佐首導により奉告文が読み上げられ、心ひとつに霊断師・聖徒のお題目が身延の山々に響き渡った。
首導よりの訓辞を承けて、聖徒代表・井上正枝さん(京都妙行寺実相聖徒団)による「誓いの言葉」が述べられ、山﨑浩道副大会長の「閉会の辞」により身延大会は厳粛裡に閉幕した。
祖廟行事
千燈供養
大本堂行事