活動 霊断師大会

日蓮宗霊断師大会第33回東京大会

 

今改めて創祖のみ前で

日蓮宗霊断師全国大会「第33回東京大会」が10月5日~6日、日蓮宗霊断師会本部・幸龍寺(髙佐日瑞住職 東京都世田谷区)を第1会場として、全国より80余名の霊断師が参集し開催された。初日には先師法要が行われ、あわせて東日本大震災物故者への追善供養も厳かに営まれた。続いて第2会場の善行院(東京都墨田区)へ移動し、霊断師決起集会が開催され、懇親の夕べでは旧交を温め、祖願達成と霊断師会発展を誓い合った。

第1部 先師法要

午後12時20分、全国から参集した霊断師が本堂にて着座する中、草野法界会長導師のもと、副導師に小島正存理事、小林栄量支部長により、霊断師大会第1部・先師供養が厳修された。

ご宝前には先師位牌が祀られ、九識霊断法創祖・行道院日煌聖人をはじめとする霊断師会発足以来、遷化された先師、霊断師に対し増道損生の祈りが捧げられ参加各聖異体同心の内に執り行われた。

導師を務めた草野法界会長は奉告文にて、「今春未曾有の大地震国土を襲う。その被害たるや死者1万5千を数え未だ行方の知れざる者少なからず茲に冥福を祈るものなり」と、先の東日本大震災物故者の冥福を祈り、また、「本日、創祖猊下の魂魄息づく我等霊断師の聖地・幸龍寺に相集い、改めて異体同心の奮迅力を以て南無妙法蓮華經の道の邁進を誓い苦難の穢土を総和の浄土ならしめんと願うのみ。仰ぎ願わくは佛法僧の三寳、高祖日蓮大菩薩、九識霊断法創祖行道院日煌聖人、遷化霊断師覚位、我等が誠衷を納受し大慈大悲の加被力を以て佛願満足佛業成就の大果報を得せしめ給へ国土安穏万民快楽への大果報を得せしめ給へ」と声高々と回向した。

法要の後、髙佐日瑞住職(伝師)より挨拶があり、その後、参加霊断師全員で行道院日煌聖人創祖廟への墓参を行い、霊断師大会第1部を終了した。

幸龍寺本堂にて記念撮影
法要の中で、ご宝前へ奉告される草野法界導師
祝辞を述べられる井上日修総務猊下

第2部 先師法要

挨拶される
髙佐日瑞伝師

続いて会場を聖徒団・霊断師会始元である善行院・十字佛教聖徒団(髙佐宣長団長)へ移し、午後3時、第2部・霊断師決起大会が開催された。

善行院本堂で法要を行い、髙佐宣長団長が挨拶した。

霊断師決起大会では、小林栄量東京支部長が座長に選出され、草野法界会長よりお言葉をいただいた後、山崎浩道総局長が本会の現状ならびに今後の展望、組織大網などを説明した。

その後、会場を浅草ビューホテルへと移し、懇親会が行われた。懇親の夕べでは、大乗文延副大会長の挨拶に続き、来賓の井上日修身延山久遠寺総務猊下から祝辞を賜り、小林栄量東京支部長よりの歓迎の辞、永江尚幸副大会長(本会理事会議長)の乾杯の発声にて、参加者は親交を深めた。

起草委員の西尾弘道師・清水文修師により、決議文が読み上げられた
第2会場の善行院本堂内にある
大太鼓には「日煌代」とあり、
創祖がより身近に感じられた
親交を深めた懇親の夕べ

2日目

2日目は東京の名所、旧跡を訪ね、江戸風情から大都会東京の「今」を感じる観光を行い、全日程を終了した。

幸龍寺内に建立されている創祖廟
法要の後、創祖廟に参拝された
第2会場となった善行院で法要が厳修された
挨拶される小林栄量東京支部長
 

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